Webディレクターの仕事の速度を10倍にする為には、書くスピードを10倍にする事。

Webディレクターの仕事の大部分は、文章を書いて企画書を作ったり、人に接続・調整をする事が主になる為、どうにかもっと生産性を上げられないかと迷っていた所、文章構造の整理のスピードを加速させて、生産性を上げようと思い、超スピード文章術を読もうと思いました。

Webディレクターが書くスピードと、仕事のスピードが関係する3つの理由

理由.①
Webディレクターの仕事は多々(企画書、メール、アジェンダ・人への説明・接続等々)ありますが、全て起点になる所は文章になる為。書く技術の速度を上げれば、生産性も上がる。

理由.②
特にコロナ中にてフルリモートになり、slackでの言語化でのコミュニケーションが主軸になったから。

理由.③
企画書を作成する時に度々悩む事が多く、その理由を解き明かす為。

上記3つを踏まえて、Webディレクターの大部分の仕事内容が文章を書いてロジックを構築する事がメインになり、多い時は1日の9割が文章を書く事の日も多くあります。

超スピード術を読むとどうなる??

①なぜ、文章を書く事が遅いかの課題が明確化になる
②なぜ、企画書が書き進まないかの理由が分かる
③どう速く、文章を書いていくかの手法が書かれている

特に印象に残った3つのポイント

①なぜ、速く書く事で、仕事が速くなるのか?

【引用】
・速く書ければ、仕事は速くなる
・メール、レポート、企画書、プレゼン資料
・あなたの1日の仕事を振り返れば、「書く」ことに多くの時間を費やしているはずです。
・仕事ができる人ほど、書くスピードが速いということ
・できる限り速く書き終えて、他のことに時間を使いたいと考えている人が多いのだと思います。

Webディレクターの職業も同じで、企画書、メール、プレゼン、社内・社外との言葉でのやりとりがメインになります。ですので、速く簡潔に文章を書ける事で、仕事の速度を早める事が出来る。できる限り速く書いて情報伝達をして、次の仕事をさばいていきたいです。

②なぜ、文章を書くのに時間がかかってしまうのか?

【引用】
・「素材」を意識するだけで10倍速く書ける
・素材を意識するとは、「どう書くか」ではなく「何を書くか」に集中するということです。
・文章は絶対に「ゼロ」から書き始めてはいけない
・文章執筆に時間がかかる最大の原因は、ゼロから文章を作ろうとすることです。
・文章は素材が9割
・文章は素材を用意できたらほぼ完成
・短い文章と長い文章の違いはただ1つ「素材の量」だけだからです。

文章書く時になかなか進まない理由が、「素材」が足りていないから。著者の抜粋にて、文章は素材が9割と言い切って書いてありますが、ゼロから作成をせずに、素材を集める事に注力をして整理をしていく事が、速く仕上げる事への最短ルートだと知りました。

企画書を作る時も、素材がなしでスタートする事は難しいので、まずパズルになっている内容や背景などから整理をしていきますね。

ワイヤーを1ページ作るだけでも、そのページの文脈整理、定量的な整理・定性仮説が必要になるので、素材が合って、ワイヤーの設計が出来上がってきます。

素材が足りない状態では、ワイヤー1ページも作り込む事が出来ない。

③どう、書き進める事が最短ルートになるのか?

【引用】
・文章の中身というのはつまり「素材」です。

・まず「書く理由」をはっきりさせる
①書く目的と読者を定める
②素材を集める
③素材を組み立てる
④一気に書ききる
⑤見直す

どう書くか」より「何を書くか」が、はるかに重要です。大切なのは、文章の「表現」ではなく、文章の「中身」だということです。

素材とは3つ。❶「独自の事実」、❷「エピソード」、❸「数字」です。
つまり、読み手に「これを伝えたい」と思う内容そのものを指すのです。

著者の方が言い切っており、文章の中身は素材だと言う事。

そして、素材を集める前に、書く目的と読者を定める事。企画書もゴールを決めた上で、材料を集めていかないと論点や筋道がズレてくるので、納得がいきます。

文章を書く時に一番悩んでいたのが、どう書くかの所でしたが、1番最初に書き方ではなく、書く目的と読者を定めていく事で、「何を書くか」に着目する事が大事だと言う事。

上記の素材を集める事が重要な件について、マインドマップにて書籍の素材を整理して見ました。実際に素材の整理をして集めて見ました。こうやって整理を行うと、確かに書くスピードが加速します。

最近ではパワポを使わずに、マインドマップで素材を集めて、最終段階に資料化を行うようにしています。素材を綺麗に集めて整理をする事で漏れのリスクも大幅に軽減する事が出来ます。

まとめ
Webディレクターが出来る限り生産性を上げていく為には、技術的な知見も勿論必要ですが、文章を書く事の速度を上げて、企画書やコミュニケーションコストを最大限早めて、決裁者の意思決定をする事が大事なKeyになってきます。

全体的に、メモや線を付ける所が多く、非常に参考になり、文章を書く時に今後も何度も読み返したい一冊となりました。

Webディレクターが書く速度を上げて、生産性を上げる為には、オススメの一冊です。

書籍 :10倍速く書ける 超スピード文章術
著者 :上阪 徹
発売日:2017/8/23

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