現場経験を通して「Webディレクターが使えない」と言われる12の特徴

■ Webディレクターの現場で「使えない」と言われない様にするには、どんなスキルと対処方法があるか悩んでいませんか
■ Webディレクターで「使えない」と言われる人の具体的な内容と特徴を知りたい。

実は、Web業界に14年間いますが、現場経験を通して「使えない」・「無能」と言われるWebディレクターには抑えるべきスキルがない為、12点の特徴があります。

なぜなら、私も駆け出しのWebディレクターの時に、プロジェクトを推進する上で、数々のトラブルを起こしているからです。Webディレクターの実体験を通して、ご説明出来ればと思います。

この記事を書いている編集者のプロフィール


Webディレクター / マーケッター / デザイナー / 株式会社StartupMarketing 代表
東後 哲郎(とうご てつろう)

1987年宮崎県生まれ。デザイン学校を卒業後、3年Webデザイナーを経験、イギリス·オーストラリアにてデザイナーとして活動。Webデザイナーから大手上場企業の新規事業立ち上げのマーケッターに転職。マーケッターを3年経験後、2016年4月からフリーランスとして活動。 →詳しいプロフィールや経歴はこちら

この記事ではWebディレクターが使えないと言われる12の特徴と6つの対処方法を実体験を通してご説明致します。

この記事を読むメリット
■ この記事を読むと、Webディレクターが使えないと言われない様にする対処方法をご説明致します。

てつろう

結論は、正しいWebディレクターのスキルを身に着ける事で防ぐ事が出来ます。駆け出しの頃は、とくにうまくいく事の方が難しい為、出来るだけ書籍などで学習する必要性があります。

1.Webディレクターが使えないと言われる12つの特徴

1-1.使えないと言われる最大の理由は、技術の知識が浅い為。

Webディレクターの職業は、基本的にデザイナーやエンジニアの経験をした後に「ディレクター職」にキャリアアップをします。
その通過点を経験せずに、Webディレクターになった方は、Webに関する知識や技術力が低くなり、HTMLの理解がない為、検証などのやり方が分からないという事が起きます。

Webディレクターで合っても、技術力の理解は必要ですので、必要最低限のデザインとシステムエンジニアの知識は書籍などで学習をしておきましょう。
Webディレクターの人生を変える最強の本35冊【2021年度版】
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1-2.クライアントと要件定義の認識合わせが出来ず「言いなりになる」

Webディレクターは、クライアントと目的に対して、何をいつまでに実行するのか「要件定義」の認識合わせをしなければなりません。

ここのクライアントとの認識合わせが出来ずに、言われた事をそのまま現場に持ち帰ってしまうと、手戻りで修正が発生したり、実装出来ない内容で合ったり、追加で機能要件が都度発生したりします。

クライアントの要望は聞きつつも、メンバーで出来る・出来ないの認識合わせをしつつ、要件定義を進める事が重要です。

1-3.コミュニケーション能力が低い

クライアントや現場の方々と日々コミュニケーションをとりつつ、課題を整理していく必要性があります。

ここで、伝え方で失敗をすると、反感をかってしまったり、やる気の阻害になってしまいますので、Webディレクターはコミュニケーション能力は外せないスキルになります。

1-4.普段から自己学習をしていない為、ついてこれない

Web業界は、最新の技術が日々アップデートされる速度が早いです。
ですので、自分で書籍やセミナーなどで自己学習をする必要性があります。

知識のアップデートが少ない場合、打ち合わせで理解が出来なくなると、ついて来れなくなってしまいます。

1-5.スケジュール作成が漠然としている

要件が確定しましたら、サイト公開日から逆算をして、コーディング・デザイン・ワイヤーフレームなどを工数換算してスケジュール作成する必要性があります。

ここを細かく、スケジュール作成をしないで漠然と進行をした場合、後々間に合わなくなったり、要件に対して工数が足りなかったする為、現場・クライアントとハレーションが起きます。

スケジュール作成は漠然とさせずに、具体的に作成をして、クライアントとメンバーとしっかり認識合わせする必要性があります。

こちらの記事では、私が読んだ「プロジェクトマネジメントにおすすめの書籍」をピックアップしております。
プロジェクトマネジメントをする上で、参考にすべき本4冊

1-6.クライアントの目的やゴール・要件が曖昧定義で、実装出来ない

Webのプロジェクトでは、必ず数値のゴールを明確にする必要性があります。
クライアントとKGI・KPIの認識がズレていて、曖昧にしていると要件がズレたり、実装出来ない場合もありますので、ゴールを決める必要性があります。

1-7.いつまでに?誰が?何を?のタスクの役割分担が定まっていない

Web制作のタスクを分解すると、企画・ワイヤー・デザイン・スケジュール調整など多数あり、タスクの分解をして、いつまでに?誰が?何を?タスクの役割分担をするのか、明確に責任領域を切り分ける必要性があります。

ここの役割分担を曖昧にして定まっていないと、誰も着手せずに後々になって、ぽろぽろとタスクが出てきます。
そうならない為に、プロジェクトのキックオフでは、明確に役割分担をする必要性があります。

1-8.プロジェクトの責任感が少なく、抜け漏れが多い

Webディレクターは強い責任感を持って、プロジェクトを推進していないと、細かいタスク漏れに気づく事が出来ません。

絶対この期間までにやり切るという強い意志がない場合、抜け漏れが発生したり、遅延が発生したりします。

1-9.課題管理表が作成されていなく、課題をその場しのぎでしている

プロジェクトを進めていると、予測不可能な課題が多数出てきます。そうならない為に、スプレッドシートなどで課題管理表をナンバリングをして定例会で都度確認を行う必要性があります。私がこれまでの実体験で数ヶ月のプロジェクトで課題が出る数は、100以上は普通に発生します。

課題管理表に100の課題を記録をして、しっかりと解決する人の責任者とステータスを決める必要性があります。

1-10.課題を整理せずに「制作現場に丸投げ」をする

課題が都度発生した場合に、Webディレクターは課題の整理を明確にして、デザイナー・エンジニアにお渡しする必要性があります。
その課題をよく理解せずに、デザイナー・エンジニアの方にお渡しする方と、理解をする事に時間がかかり、作業着手をしたのに、違う方向にいったりします。

「制作現場に丸投げ」をすると、Webディレクターがいる意味がなくなる為、しっかりロジックで整理をしてお渡しする様にしましょう。

1-11.レスポンスが遅い。翌日に返信するなど

質問や課題がチャットやメールできた時に、レスポンスが翌日返信になるなどすると、「レスポンスが遅いディレクター」だなとなります。
その時、回答が出来ない内容でも、一報連絡をして、2日後にご連絡を致します。などと回答をする必要性があります。

一番最悪なケースが、レスポンスが長くなり、先方や社内からこの件ってどうなっていますか?と催促をされた時です。
その時は、大きく信用が下がっておりますので、出来るだけ即レスが出来る様にしましょう。

1-12.Webディレクターの強みの武器を一つも持っていない

Webディレクターの強みは、進捗管理を行う訳ではないです。マーケティングやデザインの方向性やデータ分解をする知識も必要になってきて、その多数あるスキルの中から、自分の強みの武器を持つ必要性があります。

ただただ、進捗管理をして進めるだけでは、何も価値が発揮出来ない為、自分がやりたい方向性の強みを磨いていく必要性があります。

2.使えないと言われない為には?4つの対処方法

Webディレクターの転職は大手企業よりもベンチャーを選ぶべき5つの理由

2-1.HTMLやCSSなどの基礎技術は学んでおく

HTMLやCSSなどは、デザイナーやエンジニアが実際に扱う技術になりますが、Webディレクターは指示だしや設計をする時に必ず必要な知識になりますので、HTMLとCSSの基礎部分に関しては抑えておきましょう。

こちらのページでは、Webディレクターに必要なスキルを実体験を通してまとめております。
【2021年度版】Webディレクターに必要なスキル5選と学習のやり方【実体験】
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2-2.普段から自己学習をする

日々新しい技術は生まれてくる為、普段から習い事や書籍での学習は必須になります。

こちらのページでは、私がこれまでに読んだ中でおすすめの書籍をピックアップしております。
Webディレクターの人生を変える最強の本35冊【2021年度版】
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2-3.前出しでスケジュールを作成する

Webのプロジェクトは進めながら、予期せぬ課題が多々発生します。その予期せぬ課題にも耐えられるスケジューリングをする為に、予定よりも前出しでどんどん進める必要性があります。

私がWebのプロジェクトを進行する際に、仮に12月31日が公開日と設定した場合、12月15日には全てが完了して公開が出来る様に進めていきます。2週間分は予備のスケジュールとして確保しておき、何が起きても大丈夫な進め方にします。

2-4.分からない部分は、分からないと言う

会議で分からない内容が発生した場合、正しく分かりません!と報告して認識を合わせないと、後々仕様要件がくい違ったりする事が発生します。

私も駆け出しの頃は、分かったフリをする事がありましたが、その場しのぎで得することは何もないですので、分からない場合は、分からないとお伝えして、理解して不安な時も、よく会話をして認識合わせをしていきましょう。

結論とまとめ

Webディレクターの職業が幅が広い為、大変な事が多々あります。その反面の「やりがい」も多数ありますので、その内容を「現役Webディレクターが語る「やりがいを感じる7の瞬間」」にまとめました。
現役Webディレクターが語る「やりがいを感じる7の瞬間」
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現役Webディレクターが語る「大変だった12のコト」【実体験】
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