2020年4月からコロナの影響により、クライアントの完全社内リモートワーク化に切り替わりました。その中でも特にWebディレクターの職業は人と橋渡しをする職業でもありますので、コミュニケーションを頻繁に行う必要性があります。
そういった側面でリモートワークを始めて見た結果についてメリット・デメリットでまとめました。
数年前のクライアント時は、リモートワークの許諾を得て、私のみ実施しておりましが、チーム内は出社だった為、リモート環境が整っておらずコミュニケーションが取りづらかった過去もあります。結局やりとりがしずらい為、出社をする事に。
今回はプロジェクト内、全員リモートワークというのが大前提になります。
この記事を書いている編集者のプロフィール
Webディレクター / マーケッター / デザイナー / 株式会社StartupMarketing 代表
東後 哲郎(とうご てつろう)
1987年宮崎県生まれ。デザイン学校を卒業後、3年Webデザイナーを経験、イギリス·オーストラリアにてデザイナーとして活動。Webデザイナーから大手上場企業の新規事業立ち上げのマーケッターに転職。マーケッターを3年経験後、2016年4月からフリーランスとして活動。 →詳しいプロフィールや経歴はこちら
この記事で分かること
Webディレクターがリモートワーク実施でのメリット・デメリット
メリット①:コミュニケーションのメインが、slackでの言語化になるので認識齟齬が減った
仕事面でのコミュニケーションですが、slackでの言語化をして、コミュニケーションをメインに行っております。
元々slackでのやりとりがメインでありましたが、口頭ベースでのやりとりが極限に減った事もあり、認識齟齬が減りやすく成りました。
数年前からリモートワーク実施している著者「リモートワークの達人」にも掲載されていた内容で、文章力の重要性が特に重要になりますと記載されています。大前提として、文章力がある人とでないと、リモートワークにならないと言うこと。
文章力のある人を雇うリモートワークには、文章力が欠かせない。メールやチャットや掲示板で話しあいをするのだから、文章で相手に伝える力が必要だ。あなたが採用する側の人間なら、候補者の文章力を判定基準に入れたほうがいい。
メリット②:MTGで同じ画面を見ながらその場で共有・編集しやすい環境
朝と夕方はWBSを見ながら、毎日進捗管理を行い、本日のゴールとマイルストーンの確認(対面よりも、同じ画面を共有しながら見れるので良い)している為、進捗管理も問題なし。
同じ画面を見る時に、数人狭い中に集まって見て調整をしていくとハードルが高くなる為、画面共有で見れるのがとても良い環境です。
メリット③:打ち合わせの部屋をとる工数・ストレスが減った
打ち合わせの部屋を毎回確保して、空いていなければ、時間をスライドさせるケースも多かったのですが、とる手間が大きく減った為、部屋を確保する工数やストレスが大幅に下がりました。
あと、狭い部屋だと議論しずらい。
メリット④:いきなり話しかけられる事がないので、集中しやすい
自分の業務に集中しながら、仕事を進めて、何かあったらslackでの連絡になるので、集中力が途切れる事がなくなりました。
集中するまでに時間がかかりますので。
メリット⑤:通勤コストがなくなった事
今のクライアントも自宅から自転車で15分でしたが、通勤コストが下がる事で仕事にすぐに取り掛かれるようになりました。雨の日などは、電車に乗らないといけない為、億劫でしたが、月のほとんどを今は電車を乗らない生活に。
他のクライアントの時は、電車移動でDoor toで1時間でしたが、移動のコストを考えると生産性下がる為、今後は対面の企業との取引をなくそうと思います。
それに小さい事ですが、お財布にもやさしく、交通費・駐輪場代金がかからなくなった(月3,000円で年間36,000円と計算すると大きい)
メリット⑥:お昼はジムに行ったり、健康の為に3食自炊に切り替え
お昼休みに毎日ジムに行ったり、クロスバイクで45分のトレーニングをしたり、する事が私の中では非常にメリットが大きいです。
それに、コンビニの食事や弁当ではなく、3食自炊になった為、健康にも良好。
前は、疲れた帰りに飲食店で食べたりしていましたが、その回数もなくなりました。
メリット⑦:緊急の場合は、slackでの電話が出来る事
とはいっても、緊急の内容でしたり、会話をした方が早いケースもある為、その場合はslackでポチッと会話をする事に。担当者がどこに行ったか、探す事もありましたがその機会が減る事に。
逆にデメリットは①点のみ:部屋でのダブルミーティング
嫁もリモートワークに切り替えの為、部屋でダブルミーティングになる事に。急遽寝室をミーティングルームにして、環境を整える事に。
今は住居が2LDKですが、1LDKの時にリモートワークで部屋で2人で商談をすると、かなりきつかったと思います。
世の中のリモートワークの状況はどうなのか??
ITフリーランスのギークスの調査資料ではリモートワーク利用が82.6%に。
調査結果サマリー
①:ITフリーランスのリモートワーク実施率は、82.6%。調査結果
②:リモートワークに満足しているITフリーランスは、86.6%。調査結果
③:今後もリモートワークを希望するITフリーランスは、75.8%。調査結果
④:リモート環境下で成果を出すために工夫したのは、「設備投資」と「コミュニケーション」。
出典元:geechs
常駐型の方が少数派になりましたね。IT職は、世の中の大半がリモートワークに。
リモートワークが実施されない企業は淘汰される時代に
こちらのBooks&Appsの記事も面白く、社内が出社に切り替えるとなった途端に、転職をするケースも。
こういう時代だと思いますので、私も強制出社になった場合、NGにすると考えます。通勤30分とかになると案件としてお断りします。
引用:「テレワークをやめて、出社に切り替えろと言われたので、会社の方針に呆れて転職したんだって」という。
リモートワークを実施して、結論とまとめ
コミュニケーションの観点と生産性の高さも含めて、メリットしかないです。なぜ、今まで対面だったのだろうかと驚くぐらいです。それに効率・生産も常駐の時よりも高くなっております。
周りのフリーランスのWebディレクターも100%リモートワークをしている実態です。
今後もリモートワークがマストで、対面の案件はよっぽどの事がない限り、全部断るようにします。
元々Webクリエイターの職業って、PCに向かって、メッセージで業務を推進する職業ですので、全く問題なし。
むしろ、今まで対面で合ったのが不思議なぐらい。オフィス代金も今後かからなく成りそう。時期や頃合いを見て、山梨のキャンプ場近くに数日泊まって、そこで仕事をするとか変化をかけて行こうと思います。
【リモートワークについての参考文献】
1.小さな会社がはじめてリモートワークしてみた結果
https://baigie.me/officialblog/2020/03/06/remote_work/
2.「テレワークに消極的な会社」を見放す人がめっちゃ増えてる。
https://blog.tinect.jp/?p=67611
3.8割強のITフリーランスがリモートワーク
https://news.yahoo.co.jp/articles/a20fd45627e21e14304665d8f3c9d06830c162a1
4.「リモートワークの達人」はコロナ禍において日本の全社会人が読むべき本
https://note.com/sifue/n/n4a4fbbf09596
5.リモートワークの達人(書籍)
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