【プロが語る】Webディレクターのポートフォリオを戦略的に作る方法【サンプル付】

WebディレクターはWebデザイナーと違ってポートフォリオを作る必要性があるのだろうか?採用担当者はWebディレクターの何を評価しているのだろうか?転職したい会社がある為、面接で落ちない為のポートフォリオの作り方を知りたい。高評価になるポートフォリオを作って、年収アップをしたい。

そんな疑問に現役のWebディレクターが転職の実体験を元に、実際に作っているポートフォリオを元にお答えを致します。

私はWebデザイナーとして就職し、現在はWebディレクターとして独立をして、ポートフォリオとスキルシートをクライアントにプレゼンをして案件獲得をしております。これまで企業にてWebディレクターの採用担当の面接を数年行っていた為、何を伝えてどの様にポートフォリオを作ったら面接・転職に成功するのか?を私の実体験のポートフォリオも踏まえて、解説していきます。

この記事を書いている編集者のプロフィール


Webディレクター / マーケッター / デザイナー / 株式会社StartupMarketing 代表
東後 哲郎(とうご てつろう)

1987年宮崎県生まれ。デザイン学校を卒業後、3年Webデザイナーを経験、イギリス·オーストラリアにてデザイナーとして活動。Webデザイナーから大手上場企業の新規事業立ち上げのマーケッターに転職。マーケッターを3年経験後、2016年4月からフリーランスとして活動。 →詳しいプロフィールや経歴はこちら

Webディレクターがポートフォリオを作るべき3つの必要性

Webデザイナーの方は、みなさんデザインのポートフォリオを作って、デザイン力を見てもらう為に作っておりますが、Webディレクターは、スキルやどんなコミュニケーションをとって、案件に携わってきたのか?を説明する必要性があります。ここでは、Webディレクターがポートフォリオを作るべき3つの理由をご説明出来ればと思います。

理由①:採用担当者に魅力的に見てもらい、他のWebディレクターと差別化を行い採用をしてもらう為

WebディレクターもWebデザイナーと違ってポートフォリオが必要です。なぜならば、多数いるWebディレクターの中から、自分がどんな案件をやってきて、どんなスキルがあるのか?を知ってもらう為です。知ってもらわないと、他の人と同じようなスキルとなると、中々書類通過をする事が難しくなります。

理由②:履歴書や職務経歴書だけだと、Webディレクターの実力・実績が理解できない

履歴書や職務経歴書だけですと、これまでのWebディレクターの仕事を具体的に説明する事が出来ない為、技術面・スキル面も含めた、ポートフォリオの作成が必要になります。

また、採用担当者はたくさんいる中から選定しないといけない為、細かい文字まで読み込めないです。出来るだけ、ビジュアライズを行ったポートフォリオの作成が必要になります。

理由③:スキルの評価をしてもらい高い年収を獲得する為

採用担当者にポートフォリオを見て頂き、スキルの評価をして頂く事で、現在よりも高い年収の交渉が可能になります。スキルの評価を高くみて頂く為には、案件で携わった、ディテールや過程を見て頂く必要性があります。数値実績がある場合は、どの様に数値が上がる様に起案・企画をしていったのか?を知って頂く必要性があります。

ここまでが、Webディレクターがポートフォリオを絶対に作るべき3つの理由になります。みなさん作っておりますので、ないだけで書類落ちをする可能性が上がりますので、確実に作る必要性があります。

担当者が採用したいWebディレクターの人物像を理解する

結論:採用担当者が見ている採用観点として、募集している内容に、「即戦力でスキルのマッチをして、会社で長く働いて実績」を上げられるか??を見ています。

具体的に、下記採用者が望んでいる採用観点3つ

①社内で募集したい求人(ポジション)とマッチしていて、求めている以上の実績があるか?

②採用後のミスマッチを防ぐ為に、現在の得意領域と今後のキャリアは何を考えいるのだろうか?

③社内との文化・雰囲気が合いそうな人か?ベンチャーでバリバリやりたい人なのか?大手でのんびりやりたい人なのか?分業制がいいのか?それともゼネラルで総合的にやりたい人なのか?

採用担当者ですが、Webディレクターを常に募集をしていて、毎日隙間時間で、数名の方の履歴書・ポートフォリオを見ています。その中で認められるポートフォリオを作らなければなりません。

Webディレクターの転職を戦略的に成功に導く「ポートフォリオ」の作り方をサンプルを元に解説【5W1Hで解説】

上記の5W1Hを当て込み、ビジュアライズしたポートフォリオのサンプルになります。1ページ目で全体の案件概要を説明して、2枚目以降で案件の具体的な内容を記載していきましょう。こちらは、私が実際に使っている、ポートフォリオのレイアウトになります。

※クリックをすると、画像の拡大が出来ます。

①いつに担当した案件なのか?:When(いつ)

いつに担当した案件の内容なのかを明確にする必要性があります。5年前の案件の話だと、現在と技術のレベルも大きく代わっている為、直近の案件の方が評価がされやすいです。

②どれぐらいのメンバーの人数で?:Who(誰が)

1人なのか、10人なのかで、マネジメントの数と、案件の規模間が変わってきます。これまでに、どんな業種でどれぐらいのメンバーで、何のポジションで何をやってきた人なのか??自分のポジションはどこで、職業はPMなのか、Webディレクター、アシスタントディレクター、データ担当なのか?

自分の立ち位置を具体的にする必要性があります。

③どこの会社の何の業種で?:where(どこで)

会社の業種等で、企画やマーケティングの手法、ディレクションの進め方なども大きく変わってきます。こちらも自分がどちらに携わったか、明確にする必要性ありますので、下記3点は必ず明確にしましょう

1.会社のターゲット:BtoB or BtoC向けの会社なのか?

2.会社の種類:事業会社 or 広告代理店 or 制作会社なのか?

3.業種:化粧品 or 旅行 or 金融系なのか?

④自分の役割を具体的に記載する:What’(何を)・why(なぜ)

担当者した役割内容を具体的にする必要性があり、案件の規模間やどんな案件内容で、どんな技術を使ったのかを説明できる様にしましょう。

1.案件の規模間はどれぐらい?:100万円の案件か or 1,000万円の案件か

2.どんな案件の内容で、どんな技術を使い、数値的な目標で何を達成したか??

3.なぜ、その技術でその数値を達成する必要性があったのか?

4.どんな言語で何の技術を使ったか?

⑤どの用に案件を推進していって具体的に案件をどの様に進めて行ったか?:How(どのように)

これまでに、数値の責任を持って、達成をした結果がある人なのか?この人を採用して、1年後に会社にインパクトを実績を作る事は出来るのだろうか?どの様に、数値実績を上げた方なのか?を採用担当者が知りたい点になります。

・プロジェクトで数値の実績をどれぐらい上げたのだろうか?

まとめと結論

結論として、Webディレクターはこれまでの実績を魅力的に説明する為、ポートフォリオが絶対的に必要になります。これまでの経験した内容を棚卸しをして、10〜20ページ程度にまとめて採用担当者の方にお送りする事をおすすめします。

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