1人経営のフリーランスが安定するには、利益がある時に銀行から融資を受ける事

半沢直樹さんのドラマで有名な言葉になった、
「銀行は晴れの日に傘を貸し、雨の日には傘を奪う」

昔から法人の融資で使われている言葉なのですが、利益がある時はお金を貸して、利益がない時は、お金を剥がすという意味らしいです。

1人経営のフリーランスがこの先5年〜10年も仕事が確実にあるかは分かりません。病気になったり、やむおえない事情で半年程休む期間もあると思います。ITフリーランスの方は、コロナでの影響は少なかったと思いますが、これよりも大きい何かのショックが合った時にも耐えられるようにしなければなりません。

今回読みました「借りたら返すな!」の書籍ですが、利益がある内に融資を受けて借入をして現金を持っておきましょうとの事が書かれております。現金を持っていれば、倒産する事がなくなるから。

会社を守るのは「利益」ではなく、「現預金」です
企業が存続できるのは、当たり前ですが、現預金が途切れることなくあるからです。企業を守るのは「利益」ではなく、「現預金」です。

どうすれば会社を潰さずに、儲かる会社に変えることができるのか。答えはただ一つ。会社に「お金」があればいい、それだけです。お金がないから会社は潰れていくのです。お金がないから十分な投資ができず、儲けることができないのです。

「銀行は晴れの日に傘を貸し、雨の日に傘を奪う」

借入って、借金になるからもし払えなくなったら、連帯保証とか自分が持っている財産も取られるのでは?と思っておりましたが、そうではない内容でした。

会社の借金は誰のものでしょうか?誰が借りたのでしょうか?当たり前ですが、「会社」です。借金を返すのは、「会社」であって「社長」ではありません。

借入が返せなくなってしまった株式会社の代表権を持っているだけ

銀行からの借金が怖いのは、連帯保証人になるからです。

お金を借りているのは会社だけにして、自分自身は、連帯保証人を外す事が出来ます。だから、ベンチャーやスタートアップの会社は、何億も借入をしていたのですね。代表の人、毎回あれだけ借入をして凄いなと思っていましたが、考え方の根本が違っておりました。

中小企業白書によると、中小企業は設立から10年で約30%が市場から退出するそうです。20年だと半分の会社が生存できていません。10年で約30%の会社が現預金が底を突き、生存できなくなってしまうのです。

きちんとお金を残す強い財務体質をつくれば、新しく借り続けることが出来ます。

私も、資金調達の会社に数社あたり、自分の売上と利益を考えると、どれだけ借入出来るかお聞きしてみると、約2,000万まで可能との事。結構借入出来るんだなと。生活費ですと、2年〜3年分ぐらいですね。

個人事業主の時は、節税をたくさんしておりましが、良い決算を作る為に、あまり闇雲に節税をする事は、法人にはメリットがあまりなさそうです。むしろデメリットが多い事が書かれております。

利息は大体約年利2%で、1,000万借入すると20万円になります。月次にすると、1万6千円暗いです。考え方によると、掛け捨て保険の用な考え方とおっしゃる会社さんもありました。この例えが、凄くわかりやすいです。

結論として、1人株式会社のフリーランスが安定をしながら、続けていくには、借入をしながら、今の仕事も続けていく事が結果的に大きい安定を得られるなと思いました。今の法人に入っている利益額と、例えば借りに1,000万の借入をして、法人で2,000万近くの現金を保有する事で、最悪何かあっても3年ぐらいの生活費はリカバリが出来るので、何が合っても大丈夫な状態が作れるなと。あまり受けたくない案件とかも断ったり、現金があると、受託案件を減らして、自分の新しい小さい事業をスタートするにも余力があるので、良いなと思いました。

いくつか資金調達の会社に連絡をして、事業計画書のテンプレートを頂きましたので、2021年9月で法人1年目が終わりますので、そちらの決算書を元に作成をして、融資実行に動こうと思います。

タイトル:借りたら返すな!――いちばん得する! 儲かる会社に変わるお金の借り方・残し方
発売日 ‏ : ‎ 2017/7/20
出版社 ‏ : ‎ ダイヤモンド社

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