私が2016年の27歳の時にフリーランスのWebディレクターとして活動をはじめて、自分のスキルだと、月額の相場はどれぐらいになるのだろうか?と漠然と業界の相場価格は理解していたものの、明確に答える事が出来なかったです。
正社員の時よりも給料は増えるだろう!と確信は持っていましたが、明確に自分のスキルに対して、月額単価決められなかった・分からなかった背景があります。
独立して活動するに当たって、世の中の相場金額や需要を調査して自分の価格を作っておく必要性があります。
何よりも、自分の月額単価を知らない状態で、交渉にいくとクライアントに安く使われる・エージェント経由でも手数料を大幅に取られる。などのデメリットがあるからです。
その為には、世の中の相場を理解して、自分のスキルに合わせて月額単価を明確に持っておく必要性があります。
【情報の信頼性】
✔️2016年からフリーランスのWebディレクターとして活動をして、現在も法人にしてフリーランスのWebディレクターとして続けております。
フリーランスのWebディレクターの月額単価は、案件や内容によって大きく変わります。調査した内容と実体験を通して、ご説明いたします。
この記事を書いている編集者のプロフィール
Webディレクター / マーケッター / デザイナー / 株式会社StartupMarketing 代表
東後 哲郎(とうご てつろう)
1987年宮崎県生まれ。デザイン学校を卒業後、3年Webデザイナーを経験、イギリス·オーストラリアにてデザイナーとして活動。Webデザイナーから大手上場企業の新規事業立ち上げのマーケッターに転職。マーケッターを3年経験後、2016年4月からフリーランスとして活動。 →詳しいプロフィールや経歴はこちら
この記事で分かること
世の中のフリーランスWebディレクターの月額単価(相場)はどれぐらいになるのか??
※フリーランス スタートの調査内容 ※一部抜粋の画像になります。
年数やスキルに伴いますが、経験3年ですと50万〜60万円(年売上600〜720万)が相場になっていますね。3年目の経験でこれだけの単価になると相当いいですね。
こちらのデータは、経験年数だけの軸ですが、業種(事業会社・広告代理店・制作会社)によっても単価は大きく変わってきます。
✔️ 私の実体験を通してのWebディレクターの相場単価
フリーランスのWebディレクターの相場の目安と所感
※職種別と事業者別の相場間は、弊社の実績・実体験と調査と見解が含まれております。
【職種別】
①Webコンサルタント:月単価 〜140万(年売上目安:〜1,680万)
②PM:月単価 80万〜100万(年売上目安:960〜1200万)
③開発ディレクター:月単価 65万〜80万(年売上目安:780〜960万)
④Webディレクター:月単価 50万〜65万(年売上目安:600〜780万)
⑤Webデザイナー:月単価 40〜75万(年売上目安:480〜900万)
概ね、フリーランス スタートさんの相場と記載されている内容と近しいです。
ちなみに、こちらの書籍の広告制作料金基準の書籍に、Web制作の単価が細かく掲載されおります。値段は1万と結構高いですが、業界の平均水準値を知るには最高の書籍です。
これからクリエイターとして独立される方や、今の自分の単価と、相場の単価と見比べる事に、広告制作料金基準表がおすすめです。
価格は約1万しますが、世の中の基準の見積もり単価や品名の項目を知れます。Web制作って、企画やデザイン・ワイヤー以外にも、調査とか設計とか結構やる項目多いので。 pic.twitter.com/46wUBUs1CL
— TetsuroTogo – Webディレクター (@tetsurotogo) July 23, 2021
正社員とフリーランスを比較して、“月額単価がフリーランスの方が高い理由”は、リスクをとっているかいないかです。
正社員は給料が下がる事がないですので、予め少なく設定されております。会社が赤字でも減らないです。逆にフリーランスだとリスクを取っている為、給料は高くなります。会社が赤字続きでヤバイな!となったら、真っ先にフリーの方を解雇します。リスクを取っている分、高くなるという事です。
とはいっても、Webディレクターは超売り手市場ですので、他の案件をやったらいいですので、全く問題ないです。
フリーランスのWebディレクターの需要はかなり高く、人材が不足している事実。どこの企業でも良い人がいたら紹介してっと言われます。Webディレクターのフリーランスを5年間やっておりますが案件で困った事は一度もなく、友人のフリーのWebディレクターも案件で困っている話を聞いた事がないです。
— TetsuroTogo – Webディレクター (@tetsurotogo) January 4, 2021
今の正社員の年収と自分の年収を比較して、独立した方がメリットがありそう!となった場合、独立して給料を上げにいくことをおすすめします。
Webディレクターが、高単価案件を狙いにいくには?
フリーランスが契約する時に単価を上げる方法が、中間マージン(手数料)をどれだけ抜けるかです。中間マージン(手数料)が低ければ低いほど、自分の手残りが多くなります。
事業会社との契約が1番単価が高いです。同じ内容やスキルに寄っても、単価が大きく変わってくる事。逆に制作会社などの2次請け、3次請けの場合、間の手数料が発生する為、どんどん下がってくる構造です。
●支払いまでのサイクル
同じ業務をして単価が変わってきますので、出来るだけ事業会社のクライアントを見つける事をおすすめします。
まとめ
私も独立当初は月額単価をあまり高くしないで、相場の金額間で調整をしました。金額を高くしすぎると同様に期待値も高くなりすぎますので、独立した当初は、1年間続けられたらゴールだと思いますので、あまり高く設定しない事をおすすめします。
自信が付いてきたら、一気に交渉をしてあげていく。また、月額単価は時期や新しいスキルによって大きく変動をしてきますので、細まめに市場の金額を調査したり、フリーランス仲間と連絡をとったり、エージェントと会話する事をおすすめします。
・【14日で独立】おすすめフリーランスWebディレクター専門エージェント3社を徹底比較
それでは、相場金額を見極めた上で自分の単価を決めていきましょう。
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