【結論】Webデザイナーのフリーランスの年収は平均「年額600万〜」

フリーランスのWebデザイナーは、どれぐらいの年収を稼げるだろうか?売上から税金がどれぐらいかかるのだろうか?どうやって自分の単価を決めたらいいのだろうか?年収が上がりやすい、スキルは何か?売上を安定的に稼ぐには?

こういった疑問に現役フリーランスのWebディレクターが実体験でお答え出来ればと思います。結論として、Webデザイナーのフリーランスの平均年収は600万になります。案件を掛け持ちする事で月額100万の売上も普通に可能です。それでは具体的に単価の決め方や平均年収について実体験に基づいて解説していきます。

この記事を書いている編集者のプロフィール


Webディレクター / マーケッター / デザイナー / 株式会社StartupMarketing 代表
東後 哲郎(とうご てつろう)

1987年宮崎県生まれ。デザイン学校を卒業後、3年Webデザイナーを経験、イギリス·オーストラリアにてデザイナーとして活動。Webデザイナーから大手上場企業の新規事業立ち上げのマーケッターに転職。マーケッターを3年経験後、2016年4月からフリーランスとして活動。 →詳しいプロフィールや経歴はこちら

Webデザイナーのフリーランスの年収や月額単価の相場はどれぐらいになるか?

結論として、フリーランスですと、年収600万前後が、フリーランス専門のレバテックフリーランスの案件での中央値になります。

2021年5月時点でレバテックフリーランスが取り扱うWebデザイナー案件は、月額単価50万円前後のものが多くあります。これを12ヶ月分に換算すると、フリーランスWebデザイナーの年収は600万円前後になります。ただし、案件を継続的に獲得できるとは限らないため、あくまで目安の数字と考えてください。

※引用:レバテックの記事 – フリーランスWebデザイナーの仕事のリアル|未経験で独立して稼げる?年収は?

スキルや経験値によって、単価は大きく異なりますが相場は月額50万円〜60万円。高い人で月額70万〜80万円程度になります

売上をベースに月で換算すると、年売上が700万程度が相場になります。50万〜60万の単価ですと、幅が600万〜700万が相場になります。私の周りのフリーランスの方でもこの金額間が多い印象です。デザイン以外のスキルを組み合わせる事で、70万〜80万円の単価交渉は可能な範囲です。

正社員のWebデザイナーの年収の中央値は450万円

Webデザイナーの平均給料は、450万円になります。3年以上の経験値がある方は、フリーランスとして活動する事で、年収を上げる事が出来ます。

スキルに応じた、年収・単価、値段の決め方は、まずは自分の時給を決める

1日8時間の稼働にて、金額間を決めていきます。経験事に下記に整理を致しました。Webの世界では時間単位で計算をして、見積もりを作ります。まずは今の自分の給料と照らし合わせをしながら、どれぐらいの時給にするか決めていきましょう。

経験10年以上〜:①時給が6,000円の場合は、1日 5万円。20日(1ヶ月間)だと100万円程度
経験10年以上:②時給が5,000円の場合は、1日 4万円。20日(1ヶ月間)だと80万円程度
経験5年以上:③時給が4,000円の場合は、1日 3.2万円。20日(1ヶ月間)だと64万円程度
経験3年以上:④時給が3000円の場合は、1日 2.4万円。20日(1ヶ月間)だと50万円程度

当時私がフリーなった時は、お試しもあり時給3,000円で月額50万からスタート致しました。そこから徐々にフリーで自信を付けていき、単価を上げていくという感じです。

独立初動から高い単価を決めずに、自信を付けて徐々に上げていきましょう。

私が案件事に提案した、お見積もりのパターンの例

企画から素案、デザイン、入稿までの工程にて、10日程度かかる想定の場合、10日×4万=40万円の見積もりになります。

▼ロゴ制作の見積もりの場合
企画:3日
素案:3日
デザイン:4日
合計:10日×4万円=40万円

wordpress企画からワイヤー、デザイン、コーディングまでの工程にて、20日程度かかる想定の場合、20日×4万=80万円の見積もりになります。

▼wordpressの設計と作成
企画:5日
ワイヤー:5日
デザイン:5日
コーディング:5日
合計:20日×4万円=80万円

こういった形で、1日でどの工程にどれぐらいかかるか?で見積もりが変わってきます。

世の中の制作会社の見積もり金額が知れる書籍:広告制作料金基準表がおすすめです。

こちらの、広告制作料金基準表には世の中の制作会社の具体的な見積もりの金額が記載されております。参考値と目指すべき単価の所になりますので、とても良書の書籍です。

広告制作料金基準表 アド・メニュー’19-’20

Webデザイナーのフリーランスが年収が上げるスキルは何だろうか?

Webデザイナーで、デザインが出来る人はたくさんいます。その中で単価を上げるには、UXの設計や、システム周りのスキル、ディレクション・マーケティングなどのスキルを掛け算をして、周りのデザイナーと差別化をする必要性があります。

デザインだけでなくて、UIやUXの上流設計まで出来るデザイナーの方は通常の方よりも大幅に単価は高くなります。+αのスキルを付ける事が年収アップのスキルに繋がります。

売上から税金がどれぐらい引かれて、具体的に手取りの年収はいくらになるの?

 

例えば売上が500万円の場合、

経費が10%の50万とします。(家賃やら、PCやらAdobe代金やら色々付けられる)
その時の納税額は、1,154,188円になります。下記、青色申告でした場合の内訳になります。

▼売上が500万円の場合
・経費が10%の50万

▼税金の内訳
所得税:195,200円
住民税:296,100円
社会保険料:582,888円
個人事業税:80,000円
納税額の合計:1,154,188円

手取り:500万-115万=385万円

freeeさんの青色申告の税額診断のシュミレーションに、どれぐらいの売上で経費を入れ込んだ場合の税額を知る事が出来ます。
freee:青色申告の税額診断

フリーランス(個人事業主)は、経費をコントロールが出来ますので、多くすればする程、税金は減ります。

Webデザイナーの年収を安定的に稼ぐ、案件の見つけ方

Webデザイナーのフリーランスの案件を持っているエージェント経由からの紹介

フリーランスのWebデザイナーが拡大している中、Webクリエイター向けのフリーランスの案件を紹介してくれる専門のエージェントがございます。専門のエージェントになりますので、自分の経歴書とポートフォリオを見て頂き、実際に案件が紹介可能かどうかの第三者チェックをする事やアドバイスを頂けます。

その他にも、初めてだと分かりづらい、契約書や請求書の所も全てエージェントが行なってくれます。

私も登録している、フリーランスの専門エージェントですと、下記3社がお勧めです。

No1.レバテック フリーランス(平均年収862万)

No2.ギークス(平均年収840万以上,リモート可能な案件80%)

No3.クラウドテック(週3日〜4日の調整可能)

最短で案件獲得が出来て契約書や請求書の手間がいらなく、案件を選ベて、正社員時代から準備ができ、案件が多数ある為、安定的に売上を確保出来る事です。

専門エージェントでの詳しい手続き方法や活用するメリット、比較内容を書いております。
【14日で独立】Webデザイナーのフリーランスの始め方【安定する稼ぎ方】

フリーランスになった目的は、年収を上げる事なのか?働き方を選択する事なのか?

年収を上げる事は、複数の案件を掛け持ちすれば可能です。月額100万円稼ぐ事も可能ですが、その分、自分の時間がなくなります。私も独立当初に4案件の掛け持ちをして、売上はこれまでで1番高い金額になりましたが、1ヶ月休みがなくなった経験があります。

そこからの経験から、あまり売上だけにこだわると、そもそもフリーになった目的が売上だけではないので、複数の受注はやめる方針を取っております。

例えば、1年間の稼働の内、半年間だけ働く事も可能。

1年間の稼働の内、半年間で仕事を詰め込んで、500万程度稼ぎ、残りの半年間は節約をしながら、自分の時間にする事も可能です。こういった働き方が出来る事がフリーランスの最大のメリットですね。年収だけを追わない事が良いライフスタイルを作り出せます。

まとめ

私もフリーランスになった当初は月額単価をあまり高くしないで、相場の金額間で調整をしました。金額を高くしすぎると同様に期待値も高くなりすぎますので、独立した当初は、1年間続けられたらゴールだと思いますので、あまり高く設定しない事をおすすめします。

余裕が出てきましたら、掛け持ちをすれば売上アップを出来ます。あまり案件を詰め込まない事をおすすめします。

現在の私の職種は、Webディレクターになりますが、基本的にWebデザイナーの方も共通する事が多いですので、合わせて今後の独立の為のご参考にどうぞ。

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