Webディレクターは、現場でどんなスキルが求められるのだろうか⁇どうやってスキルの学習をしたらいいのか⁇Webディレクターに資格や免許は必要なのか⁇2021年のトレンドで求められるスキルはなんだろうか?
そんな疑問に現役Webディレクターの私が実際に現場経験で体験した必要なスキル、実際に行っているスキルの学習方法・必要なスキルは何なのか?を実体験を通して解説していきます。
この記事を書いている編集者のプロフィール
Webディレクター / マーケッター / デザイナー / 株式会社StartupMarketing 代表
東後 哲郎(とうご てつろう)
1987年宮崎県生まれ。デザイン学校を卒業後、3年Webデザイナーを経験、イギリス·オーストラリアにてデザイナーとして活動。Webデザイナーから大手上場企業の新規事業立ち上げのマーケッターに転職。マーケッターを3年経験後、2016年4月からフリーランスとして活動。 →詳しいプロフィールや経歴はこちら
結論としてWebディレクターのスキルは、多種多様で学習だけだと身に着ける事が出来ない部分が多い為、現場経験が1番早いです。学習方法はおすすめの書籍・オンライン学習を紹介出来ればと思います。資格や免許ですが、Webディレクター(Web業界)には特に必要ないです。
この記事で分かること
Webディレクターがプロとして最低限必要なスキル5選
Webディレクターに必要なスキルですが、人や会社によって多種多様なスキルになっており、全て完璧にスキルがある人は現場のプロでもいないです。コミュニケーションスキルやマーケティングも必要ですが、こちらは中々書籍だけでは学習する事が難しい為、現場経験が一番です。
①Web制作全般の知識・理解(HTML、CSS、デザインなどの基礎的な理解があるスキル)
WebディレクターからWebデザイナー・コーダー・システムエンジニアへの指示書作成をして、依頼をする必要性がありますので、Web制作の所に関しては、狭く学習するよりも、広く学習する事をおすすめします。HTMLやCSSの概念やデザインの考え方の基礎的な所は絶対必要不可欠になります。
②企画
企画といっても幅が広く、専門用語にするとマーケティングやUXの設計、要件定義書の作成、提案書の作成、クライアントとのヒアリングなど多様になります。企画を立案する事はWebディレクターの醍醐味になります。書籍でざっくりとマーケティングやUXを学習しながら、現場で体験する事で徐々に身に付くスキルです。
③設計
サイトの設計書の作成、ワイヤー(UI)設計、SEO設計、機能要件などWebサイトに関わる全ての設計になってきます。全てを自分で学習する事は難しい為、こちらも基礎的な部分をざっくり抑えて、後は現場で経験していく事になります。
④制作進行管理
進捗管理、スケジュールの調整能力、コミュニケーション能力、プレゼンテーションスキル、などの人と会話をしたりする、ヒューマンスキルが必要になってきます。
⑤運用・改善
公開後の数値測定や、サイト改善方法などの改善の提案。Web制作は公開をして終わりではなく、公開後に数値を見ながら運用・改善が必要になってきます。
最低限、①Web制作全般の知識・考え方は自分で学習できる内容ですので、必須になってきます。②〜④はWeb制作の現場に入って習得をすれば良いと思います。
Webディレクターのスキルの学習方法2選
学習方法①:本でWebディレクターの仕事内容と基礎を学ぶ
①Webディレクションの新・標準ルール 改訂第2版 現場の効率をアップする最新ワークフローとマネジメント
Webディレクターの全体的なスキルを把握するには、こちらの書籍がおすすめです。体型的に企画から運用・改善まで紹介してあり、何度も現場でつまづいた時に読み返したくなる書籍です。
②Webディレクションの新・標準ルール システム開発編 ノンエンジニアでも失敗しないワークフローと開発プロセス
Webディレクターはシステムエンジニアの方とも連携しながら進める必要がある為、システシステム開発の知識も必要になってきます。システム開発フローや要件の考え方などとても参考になります。私もシステム開発の所は難しい為、今でも分からない部分は何度も読み返します。
実践的な現場のWebディレクターがよく悩む部分がまとまった内容になります。こちらもこれから現場を経験する方は、事前に読んで置くと、基本的なスキルやよく現場で起きるトラブルなども記載してありおすすめです。
学習方法②:Webクリエイター系のオンラインスクール
私も開発周り、システム周りの知見を入れる為に、3ヶ月オンラインスクールにて学習をしました。即戦力のスキルを、学ぶ事は難しいですが、必要最低限ぐらいのスキルは、学ぶ事が出来ます。アシスタントWebディレクターで学習HTMLやCSSやデザインは実際にバリバリ活用できなくても、考え方などは必要になってきます。
私はデザイン学校も卒業をしておりますが、今はオンラインスクールで学習できて、値段も安く期間も短くできる為、オンラインスクールをおすすめします。
Webディレクターに資格や検定は必要なのか⁇:結論として必要ない
Webディレクターに関連する資格や免許は「アナリティクス認定」とか多数ありますが、結論でいうとなくても全くなくても問題ございません。私も、Webディレクターの資格や免許は一切持っておりませんし、周りのWebディレクターの方もほとんど持っていないです。未経験からWebディレクターに転職する時は多少学習をしたという事で役に立つと思いますが、現場経験の所が一番重要視されます。
勉強するきっかけ作りで、資格をとるぐらいの気持ちで資格や免許は合ったら合った方がいいかなというぐらいの内容になります。
【断言】Webディレクターに検定や資格はなくてもプロになれる【実体験】
【断言】Webディレクターに検定や資格はなくてもプロになれる【実体験】
2021年のWebディレクターに求められるスキルは、開発(システム要件定義)のスキル
「Webディレクター」の職業の名称から「開発ディレクター」という言葉も出てきており、開発周りに強いWebディレクターが求められております。求人広告でもよく見るようになってきました。Webディレクションの基礎部分は勿論ベースとして合って、システム開発のディレクションのスキルも必須という所が徐々に増えてきております。
まとめと結論
Webディレクターは書籍だけでは学習できる範囲が少なくなる為、現場経験が一番習得が早いです。アシスタントのWebディレクターや未経験から募集している案件も多数ありますので、基礎部分は書籍やオンラインスクールで自己学習しながら、Webディレクターにキャリアチェンジする事をおすすめします。
私もWebディレクターになる時に活用した「クリエイター専門の取り扱いが多い、おすすめの専門の転職エージェント」
・マイナビ クリエイター エージェント
クリエイター専門のエージェント。私も、Webデザイナーから未経験でWebディレクターにキャリアアップする時に相談をして転職が決まった所。自分のスキル希望に合った転職先を選んでくれます。
・マスメディアン
宣伝会議グループが運営しているクリエイター専門の転職エージェント。専門のコンサルタントが自分のスキル(キャリアアップ・未経験)や希望に合ったWebディレクターの会社を選んでくれます。
・レバテック キャリア
レバテック系は、IT系・Webクリエイター系の転職に強い会社で、求人数も豊富です。(私もレバテック フリーランスにて案件を紹介して頂き、参画の実績もございます)
・リクルート エージェント
転職市場の最大級の会社。Webクリエイター系の案件が数百件とありますので、登録をして比較検討を行うべき。